【種類別】アイスクリームの違いを解説!ラクトアイスとアイスミルク、何が違う?

アイスちゃん

今回はアイスの種別について解説するね♪

アイスクリームの種類、あなたはいくつ知ってる?

アイスクリームの種類、あなたはいくつ知ってる?
夏になると食べたくなるアイスクリーム。コンビニやスーパーに行くと、たくさんの種類のアイスが売られていて、どれを買おうか迷ってしまいますよね。
「アイスクリーム」とひとくくりにされがちですが、実は「アイスクリーム」「アイスミルク」「ラクトアイス」「氷菓」など、さまざまな種類に分けられています。
それぞれの違いを知って、アイス選びをもっと楽しみましょう!

実は明確な定義がある!アイスクリームの種類

アイスクリームの種類は、乳固形分や乳脂肪分の割合などによって、JAS(日本農林規格)によって明確に定義されています。
主な種類は以下の6つです。

種類 乳脂肪分 乳固形分 特徴
アイスクリーム 15.0%以上 25.0%以上 乳脂肪分と乳固形分が最も多く、濃厚な味わいが特徴。
アイスミルク 3.0%以上 15.0%以上 アイスクリームとラクトアイスの間くらいの位置付け。
ラクトアイス 3.0%未満 乳脂肪分が少なく、さっぱりとした後味が特徴。
氷菓 乳固形分を含まない、氷を主原料としたアイス。
ジェラート イタリア発祥の、フルーツなどを混ぜて凍らせたアイス。
ソルベ 果汁やピューレなどを凍らせた、氷菓の一種。

アイスクリームとアイスミルク、ラクトアイスの違いとは?

アイスクリームとアイスミルク、ラクトアイスの違いとは?
まずは、スーパーやコンビニでよく見かける、「アイスクリーム」「アイスミルク」「ラクトアイス」の違いについて詳しく見ていきましょう。

アイスクリーム (Ice Cream)

「アイスクリーム」は、乳脂肪分15.0%以上、乳固形分25.0%以上のものを指します。乳脂肪分と乳固形分が最も多いため、濃厚な味わいとコクが特徴です。
一般的に、高級路線の商品に多い傾向があります。

アイスミルク (Ice Milk)

「アイスミルク」は、乳脂肪分3.0%以上、乳固形分15.0%以上のものを指します。
アイスクリームとラクトアイスの間くらいの位置付けで、アイスクリームよりもさっぱりとした後味を楽しめます。

ラクトアイス (Lacto Ice)

「ラクトアイス」は、乳脂肪分3.0%未満のものを指します。乳固形分については、特に規定はありません。
乳脂肪分が少ないため、さっぱりとした後味が特徴です。比較的安価な商品が多いのも特徴です。

意外と知らない? 氷菓やジェラート、ソルベとの違い

意外と知らない? 氷菓やジェラート、ソルベとの違い
続いて、「氷菓」「ジェラート」「ソルベ」について解説します。
これらのアイスは、乳固形分を含まないという点が、「アイスクリーム」「アイスミルク」「ラクトアイス」とは大きく異なります。

氷菓

「氷菓」は、乳固形分を含まず、氷を主原料としたアイスのことを指します。
ガリガリとした食感が特徴で、シャーベットやアイスキャンディーなどが「氷菓」に分類されます。

ジェラート

「ジェラート」は、イタリア発祥のアイスのことを指します。
JAS規格では、「アイスクリーム」や「氷菓」のような明確な定義はありませんが、一般的には、フルーツやナッツ、チョコレートなどを混ぜて凍らせたものを指します。
「アイスクリーム」よりも空気含有量が多いため、滑らかで口溶けが良いのが特徴です。

ソルベ

「ソルベ」は、果汁やピューレなどを凍らせた、氷菓の一種です。
「ジェラート」と同様に、JAS規格では明確な定義はありません。
一般的に、「ジェラート」よりも果汁の割合が多く、よりさっぱりとした味わいが特徴です。

さらに詳しく! ジェラートとソルベの違い

「ジェラート」と「ソルベ」は、どちらも氷菓の一種ですが、いくつか違いがあります。

ジェラート ソルベ
原料 フルーツ、牛乳、砂糖、卵など フルーツ、水、砂糖など
乳脂肪分 含まれる場合がある 含まれない
食感 滑らかでクリーミー シャリシャリ、さっぱり
味わい 濃厚 さっぱり

番外編:ソフトクリームは何アイスクリーム?

ソフトクリームは、提供される際に形作られるという特徴から、JAS規格では、上記のような分類とは別に、「アイスクリーム」、「アイスミルク」、「ラクトアイス」のそれぞれの規格に、「ソフトクリームの項」を設け、別に規定しています。
そのため、ソフトクリームは、「アイスクリーム」「アイスミルク」「ラクトアイス」のいずれかに分類されます。
例えば、乳脂肪分15.0%以上のソフトクリームは「アイスクリーム」に分類されます。

アイスクリームの種類に関するよくある質問

アイスクリームの種類に関するよくある質問
最後に、アイスクリームの種類に関するよくある質問に答えます。

Q. ラクトアイスは体に悪いの?

A. ラクトアイスは、通常のアイスクリームよりも乳脂肪分が少ないため、カロリーが低めである一方で、植物油脂や人工甘味料が含まれていることが多いです。これらの成分が気になる場合、ラクトアイスを避ける人もいますが、適度に摂取する分には健康に悪いというわけではありません。
ただし、次の点に注意が必要です:

  1. 添加物: 一部のラクトアイスには保存料や着色料などの添加物が含まれていることがあり、これが気になる方はラベルを確認することをおすすめします。
  2. 植物油脂: ラクトアイスには、乳脂肪の代わりに植物油脂が使用されることが多く、これによりトランス脂肪酸が含まれる場合があります。トランス脂肪酸は健康に良くないとされているので、これを避けたい場合は注意が必要です。
  3. 糖分: 他のアイスクリームと同様、ラクトアイスにも糖分が多く含まれていることがあります。過剰な糖分の摂取は、肥満や生活習慣病のリスクを高める可能性があるので、適度な摂取を心がけましょう。

まとめると、ラクトアイスは体に悪いというわけではありませんが、成分を確認しつつ、適量を楽しむのが良いでしょう。

ラクトアイスが体に悪いと言われる理由を下記の記事でまとめました!

まとめ|種類を知って、もっとアイスクリームを楽しもう!

まとめ|種類を知って、もっとアイスクリームを楽しもう!
今回は、アイスクリームの種類について解説しました。
種類によって、味や食感が大きく異なることがお分かりいただけたでしょうか?
ぜひ今回の内容を参考に、色々な種類のアイスを試してみて下さい!

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